Posted on Oct 6
話題作ということで気になっていた映画「立候補」、大好きな映画館ポレポレ東中野で公開ということもあって、行こう行こうと思っていたのだけれど、いつの間にか慌ただしく時が過ぎてしまっていました。けれど偶然、 iTunes に見つけたので、さっそく。
当たり前だけれど、泡沫候補達にもそれぞれの思いがあって真摯に選挙に取り組んでいるということ。それに私は全く考えが至っていなかったんだなあ、ということに気づきました。映画を観ての感想は、驚きとおかしみ、そして一抹の寂しさというのが率直なところで、確かに、選挙で当選しなくとも、こうして選挙に取り組み (例えばこういう映画のようなメディアを通じて) 世の中に訴えかけ、世の中を変える (かもしれない) ことは可能なんだな、と思いました。
個別のシーンで言うと、外山恒一の政見放送がライブで使われていたり、マック赤坂が自身の政見放送を見て面白がっていたり、そういうクールだったりキュートだったりするエピソードが盛りだくさんで、グッときます。
日本の選挙はかくも開かれたものであるのか、と同時に、素朴な意味での政治が得意な人がやはり政治家になるのだろう、という印象を受けます。極上のエンタテインメント・ドキュメンタリー。
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