ポール・J・シルヴィア(2015)『できる研究者の論文生産術』


Posted on Jul 7



できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

文章を書くことが難しくて泣きたい、というのは毎日のようなもので、話題になっていた書籍に手を伸ばしました。大切だと思った箇所を以下に抜き書きし、それらに対応して私自身が実践し始めたことをメモします。

  • 書く時間は、その都度「見つける」のではなく、あらかじめ「割りふって」おく(大切なのは規則性)
    • 時間割同様、Googleカレンダーに「執筆コマ」を入力
  • 執筆に必要な作業は、作業の種類を問わず執筆時間中に行う
    • 目標設定、先行研究調査、分析、推敲など
  • 執筆日ごとに具体的な目標をリストアップする
    • これも、Googleカレンダーに目標/成果を入力
  • 文章は整理してから書く

  • 論文の書き方

    • タイトル:抽象度のバランスが重要
    • アブストラクト:検索用キーワードを意識
    • 序論:第一段落は研究のきっかけと正当性、第二段落は過去のレビュー、第三段落は「本研究~」で始める
    • 手法:実験手法への参照、および基準等の根拠や妥当性
    • 結果:論理的な順序で記載、結果と得られた知見の意味するところ、図表の活用
    • 考察:研究で得られた知見の要約、問に対してどのような貢献があるか
      • 総合考察の場合:一歩退いて他の理論や先行研究に照らして検討



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