授業でのピアレビュー


Posted on Jul 7



グループでの演習が中心となる授業をいくつか担当する中で、最近、ピアレビューの重要性を感じています。今までは、(中間発表)/最終発表など、段階に応じて発表をするという形式を採用してきましたが、今回、(中間)発表前に、ピアレビューを設けています。

ピアレビューのやり方は、グループ同士で発表を行い、それに対してアドバイス等を行うというものです。すると、ただリハーサルを行い本番に挑むよりもいい発表を聞くことができます。

考えてみると、私自身も、学生の頃発表が苦手で、とにかくその時間をやりすごせばいいや、と思っていた節がどこかにありました。しかし、レビューを挟むことで、やや客観的に自らの発表の至らない点に対峙することができます。また、他のグループを見ることで、いい点を参考にすることもできるでしょう。さらに、今後このような発表をする際の手順としても学びがあります。

不思議なことに、教室全体に向けて発表をするよりも、ピアレビューの方が誠実に取り組んでいる人がほとんどです。教室全体に向けた発表はどこか他人事なのかもしれません。今後、発表前にピアレビューを組み込んで授業を設計していきたいと思います。



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