愛とセックスとお金 × 男/女(らしさ)


Posted on Nov 7



最近読んだ・観た作品いくつか。

草食系男子という、もはや死語となったこの単語は、男らしさと意味を拡張すると社会学でもオーソドックスなテーマとなります。最近ハマっていた海外ドラマ SUITS も典型的なその一例のようで、いわゆるマッチョでハイクラスの男性と対比させる、颯爽と自転車で街を動き回るややギークでなよっとした青年は、おそらく格好よさの新しいタイプ(というより多様性の存在)を提示するものでしょう。

期待せずに Hulu で流し始めた「愛とセックスとセレブリティ」は、想像よりも随分とおもしろく、映画分析に向いている素直な構造が見てとれました。女らしさ、女であるが故の夢見がちな甘えを恐ろしくも描き出している「(500)日のサマー」と対比させて観ると面白そう。それにしても、YouTubeでその場で映画本編を観ることができるシステム、手軽でとてもいいですね。



ヨコハマトリエンナーレ2014


Posted on Oct 21



ヨコハマトリエンナーレ2014に行ってきました。大学生の頃から数えて数回目、ヨコハマトリエンナーレは元気なアートが多く、そしてそれらと距離を近くいられる印象があります。

今回特に印象に残ったのは、メルヴィン・モティ「ノー・ショー」。第二次世界大戦中のロシア、エルミタージュ美術館にて、作品を避難させたあと、空の額縁で美術館ツアーを行うパーヴェル・グプチェフスキーについての作品でした。

「難局において美的感覚を持ち続けることの重要性」
メルヴィン・モティ『ノー・ショー』

日々の生活に追われてしまうと、ただただ、生きる為だけにカロリーを補給し、ギリギリまで眠り、なんとか目の前の仕事をこなす、という状況になりがちです。そんな、現代の個人個人の小さな戦争的局面においても、やはり美的感覚を持ち続けることの重要性を覚えていたいものです。

エルミタージュ美術館といえば、「エルミタージュ幻想」。NHKオンデマンドで閲覧できるようなので、今度再視聴したいと思います。大学生の頃に観た作品を改めて観直すと、たいてい、かつてとは異なる感想が生まれて、自身の中に蓄積された年月の重みを感じます。



Googleスプレッドシートで分かち書きされた要素を数え上げ


Posted on Oct 21



Googleスプレッドシートで、分かち書きされた要素を数え上げます。


スクリプト

下記の2つの記事で紹介しているスクリプトを、Googleスプレッドシートの [ツール]→[スクリプトエディタ]から貼りつけ、保存してください。

下記のように、各々のスクリプトファイル(〜.gs)を作成します。


使い方

下記の公開スプレッドシートにて、実際の使い方の例を示しています。


手順1:分かち書き

まず、任意のテキスト群を用意します。今回は、素敵な鬼女様( http://sutekinakijo.com/ )の新着タイトルを=IMPORTXML()関数で取得しました。A2セルにはブログURLが入っています。

=importxml(A2,"//h1[@class='article-title']")

その後、テキストの隣のセルに、=wakachigaki()関数と=TRANSPOSE()関数を組み合わせ、分かち書きされた要素を横列に表示します。B2セルにはブログタイトルテキストが入っています。

=transpose(wakachigaki(B2))


手順2:数え上げ

新しいシート上で、=wordCount()関数を実行し、先ほど横列に順次表示された分かち書き後要素を数え上げます。=wordCount()関数では、分かち書きされた要素がある範囲全てを参照してください。

数え上げ結果は、新しいシートで値として貼付けしソートする等、適宜活用してください。

5.png


参考



Googleスプレッドシートで分かち書き


Posted on Oct 21



TinySegmenterを使って、Googleスプレッドシート上で分かち書きをします。まず、下記のスクリプトを、Googleスプレッドシートの [ツール]→[スクリプトエディタ]から貼りつけ、保存してください。

Googleスプレッドシート上で、任意のセルに分かち書きしたい文章を入力(例として、A1セル)し、=wakachigaki(A1)とすると、分かち書きされた結果をかえします。

2.png


参考



Googleスプレッドシートで選択範囲内の要素を数え上げ


Posted on Oct 19



Google Apps Script を用いて、Googleスプレッドシートの選択範囲内の要素を数え上げます。


使い方

下記の図のような、広い範囲にある要素を数え上げます。

4.png

関数を利用する際は、=wordCount(範囲)とすると、下記の図のように範囲内の要素が数え上げられます。

5.png



twitteR で指定ユーザの friends 一覧を取得


Posted on Oct 16



R の twitteR を使って、指定ユーザの friends 一覧を取得します。


1. Twitterアプリの作成

Twitter DevelopersTwitter Application Managementにてアプリケーションを作成し、データ収集に必要なAPIキー等を取得します。私は下記のように入力しました。

  • Name: for using twitteR(任意の名前)
  • Description: twitteRから利用します(任意の説明)
  • Website: http://shirayuca.github.io/ (任意のURL)

作成すると、API keyAPI secretが発行されます。


2. R で friends 一覧を取得

初めて行う場合は、下記のスクリプトを実行します。適宜、先ほど取得した API keyAPI secret を使用してください。また、23行目にある通り、途中で Web画面での認証を求められます。その際は、コンソール上の URL をブラウザにコピーし、表示される PIN番号を再びコンソールに戻って入力してください。

2回目以降は、認証等を保存してあるため、下記のスクリプトを実行すれば OK です。


参考



映画「立候補」


Posted on Oct 6



話題作ということで気になっていた映画「立候補」、大好きな映画館ポレポレ東中野で公開ということもあって、行こう行こうと思っていたのだけれど、いつの間にか慌ただしく時が過ぎてしまっていました。けれど偶然、 iTunes に見つけたので、さっそく。

当たり前だけれど、泡沫候補達にもそれぞれの思いがあって真摯に選挙に取り組んでいるということ。それに私は全く考えが至っていなかったんだなあ、ということに気づきました。映画を観ての感想は、驚きとおかしみ、そして一抹の寂しさというのが率直なところで、確かに、選挙で当選しなくとも、こうして選挙に取り組み (例えばこういう映画のようなメディアを通じて) 世の中に訴えかけ、世の中を変える (かもしれない) ことは可能なんだな、と思いました。

個別のシーンで言うと、外山恒一の政見放送がライブで使われていたり、マック赤坂が自身の政見放送を見て面白がっていたり、そういうクールだったりキュートだったりするエピソードが盛りだくさんで、グッときます。

日本の選挙はかくも開かれたものであるのか、と同時に、素朴な意味での政治が得意な人がやはり政治家になるのだろう、という印象を受けます。極上のエンタテインメント・ドキュメンタリー。





最近観た映像作品 (2014年上半期を中心に)


Posted on Sep 25



Hulu を契約してから、退屈しのぎにバラエティを眺めたりすることが全くなくなって、かわりに、一生懸命海外ドラマの続きを追う生活が続いています。それらを忘れないように、適宜書き留めていこうと思います。もともと、最初に何気なく観始めた「デスパレートな妻たち」にハマり、私が観ていた頃にはまだ最終シーズンまで Hulu 上にはなかったため、最後は TSUTAYA DISCUS で検索するほどでした。その後、テレビドラマの時代は続き、

  • SPEC (食わず嫌いだったけど観たら面白かった)
  • ラブ・シャッフル (入浴中に気軽で良かった)
  • セカンドバージン (NHKのドラマがあるの、良い)
  • ウォーキング・デッド (友人らが観ていると話題だったので)
  • ブレイキング・バッド (@hulu_japan がオススメしていた)
  • オーファン・ブラック (面白かったので続編に期待)
  • アンダー・ザ・ドーム (毎週心待ちにしている)
  • SUIT (気軽さナンバーワン)
  • ビッグバン・セオリー (ギークとナード、気軽なコメディ)

というように、有名どころは一通り観た気がします。

一方で、 Hulu や iTunes では映画も気軽に観られる点がとても良いです。Hulu では、一度観た作品を作業中の BGM がわりに流しておけるのもいいですね。

  • アース (BGMがわり)
  • オーシャンズ (同上)
  • 夜の上海 (モッくんのギャグ映画)
  • マイ・ブルーベリー・ナイツ (若い頃観た時の感動がなくて、かつての自分の若さを感じた)
  • シティ・オブ・ゴッド (映画分析で観たのをもう一度、やはり良かった)
  • Mr. BOO! (古典的ギャグ)
  • 冷たい熱帯魚 (グロテスクだけれども大変良い)
  • 恋の罪 (劇場で観たものを再視聴)
  • 羅生門 (教養として)
  • トレインスポッティング (小学生の頃の TSUTAYA を思い出して、とても良かった)
  • スラムドッグ$ミリオネア (再視聴、BGMとして)
  • ボルベール (ペネロペが好きなので)
  • パルプ・フィクション (懐かしくて)
  • 皇帝ペンギン (来客時の BGM として)
  • ミレニアムシリーズ (ハリウッド版より本家のものが断然良い)
  • パンドラム (渋い SF、想像より面白かった)
  • ワンダフルライフ (大学生の頃を思い出して)
  • 清須会議 (大変真面目に面白かった。大泉洋の出演作としてナンバーワンだと思う)
  • ウルフ・オブ・ウォールストリート (3時間が全く長く感じられない極上エンタテインメント)
  • 地獄でなぜ悪い (これはめずらしく劇場へ。その後、興奮して語り明かした)

そういえば、ドラマや映画以外にも、

  • MOCO'S キッチン
  • もっとたりないふたり
  • トムとジェリー
  • しまじろう
  • 妖怪ウォッチ

なんかは、家に小さい子供が遊びにきてくれた際に活躍します。




論文共著ネットワーク


Posted on Sep 18



東京都市大学の教員の、論文数の分布と共著ネットワークを作成します。データは、CiNiiより取得しています。


執筆論文数の分布


共著ネットワーク


参考



barabasi.game でスケールフリー・ネットワーク・シミュレーション


Posted on Sep 17



R のパッケージ igraph の barabasi.game() 関数を用いて、スケールフリー・ネットワーク・シミュレーションを行います。


参考文献




2014 shirayuca.github.io